第33期(2015〜2016)
  
  
今期テーマ:「Re-Challenge」
〜しなやかに〜
9月例会テーマ:「伝えたいこと」

 
インスピレーション

人と人とのよい関係というのは「ことば」を交わし
心を通わせ、歳月をかけて育てていくもの
                        
−山根 基与−
−N.T.−


  

      会長挨拶     
  今期のテーマは「Re−Challenge」、サブテーマは〜しなやかに〜、です。
テーマのReは、「再び」「新たに」「繰り返し」という意味があります。今期一年、ひろしまクラブの会員の皆さまがそれぞれの立場で、そして全員が、何がしかChallengeしたね、と思える年であればと願い、このテーマを選びました。
東北大震災の直後、ブータンのワンチュク国王夫妻が日本を訪問されました。国王は、被災小学生に「皆さんは、龍を見たことがありますか?」と、問いかけられました。
「私は見たことがあります。私たち一人ひとりの中に『人格』という名の龍が存在しているのです。龍は、経験を食べて大きく成長していくのですよ。」
ひろしまクラブの会員の皆さまの龍は、皆さまと人生と共にし、雄々しく立派に成長していることでしょう。
良い経験も悪い経験も、それを龍のより良い糧にするのは、私たち自身です。
これからの一年、ITCでまたさらなる経験を積み、さらに皆さまの龍が、大きくたおやかになるであろうと、願っています。
       

     
プログラム
 プログラムリーダー
                 −R.F.− 
教育  「即興スピーチ」
M.T.



即興スピーチには、「導入」「本論」「結論」が必要です。
急にスピーチしなければなくなった時、
どんなことに気をつけて考えればよいのでしょうか?
即興スピーチ 「私のトピック」

今月のプログラムは「即興スピーチ」。会員による即興スピーチの教育の後、いよいよ実践です。テーマは「私のトピック」。プログラムリーダーの「制限時間は3分、即興であっても序論から本論、そして結論へとスピーチの構成の基本を踏まえてお話しください」という指示で始まりました。即興ですから、シンキングタイムはありませんし、順番もアトランダムです。

最初に指名された会員は今期のクラブサブテーマ「しなやかに」にちなんだ話をしました。「しなやかで柔軟な健康体になるには、脱力が肝心だが、体の硬さはどうしようもなく、長年の悩み。ところが最近、ため息をつくと脱力しやすいことに気付いた。時間はかかりそうだが、その一筋の光明を頼りに健康な体づくりを目指したい」

続いては長年デンマークと深い関わり持ちながら仕事をしてこられた90歳の会員。「懐かしい人々にもう一度会っておきたいと、孫とデンマークを訪れた。思いがけず殿下と妃殿下にお会いできることになり、訪問させていただいた時のこと。教えられた通り、ベルを押すと「どうぞ」と、優しい笑顔で招き入れてくださった。そのフレンドリーさは通訳役の孫が、いつになったら両殿下がお出ましになるのかと、そっと私に尋ねたほどだった」。さりげなく話されたけれど、感動がしっかり伝わってくるエピソードでした。

 トピックは続き、最後に指名されたのはクラブ最年少の会員。「1歳の子供が歩き始め、私を追いかけてくるようになった。これほど一途に追いかけてもらったことがないので幸せいっぱい。日々大変だけど、子育てを愉しんでいる」

 クラブ会員の年齢も生活環境もさまざま。その人らしいトピックの連続で、笑ったり、共感したりしながらの40分でした。



クロージングソート
  現代歌人の俵万智さんは、あかちゃんを生みました。身ごもった万智さんはおなかの赤ちゃんに呼びかけます。
「熊のように、ねむれそうだよ 母さんは、おまえに会える 次の春まで」。

そして、いよいよ赤ちゃんが生まれました。
「バンザイの、姿勢で眠り いる吾子よ、そうだバンザイ 生まれてバンザイ。」
「竹馬の、ように一歩を、踏み出せり、芝生を進む、初めての靴」

「一人遊び、しつつ時おり我を見る、いつでもいるよ 大丈夫だよ」
万智さんの歌は、日本中に響いていって、お母さんを幸せにし、子供たちを幸せにしてくれるに違いありません。
                  
 歌集「生まれてバンザイ」の編者あとがきより抜粋
  ―T.K.





     
  今月のボード ひろしまクラブ旗をかざりました  世界大会の報告 
     
食事風景   即興スピーチで盛り上がりました クロージングソート 


 



  

 次回322回例会 2015年10月15日(木)13:15〜15:30 広島アンデルセン




2015.09. 例会