第33期(2015〜2016)
  
  
今期テーマ:「Re-Challenge」
〜しなやかに〜
1月例会テーマ:「和の心」

 
 インスピレーション
大切なことは「共感」することだ。
 「共感」とは、相手の目で見、
  相手の耳で聞き、相手の心で
        感じることである。      
−アルフレッド・アドラー
-K.F.-(安芸クラブ) 


  

    会長挨拶     
私は、お正月が来ると、どうしてか『重ねる』という言葉を思い浮かべてしまいます。

第一に鏡餅、これは必ず丸餅をふたつ重ねます。丸い形は円満を、二つ重ねるのは「かさねがさね」を表しています。要するに「円満に年を重ねる」という意味ですね。

そして、おせち。これは年神様に供える縁起物です。正式には重箱に詰め重ねます。それが、「福を重ねる」「めでたさが重なる」という意味になるのだそうです。
ちなみにこのお重、最近は3段以下が普通ですが、5段という場合もあり、その場合は4段目までお料理を詰め、5段目は年神様から授かった福を詰めるため空っぽにしておくのだそうです。

こと左様に、『重ねる』という言葉は、物理的な意味とは別に、特別なニュアンスを持つような気がするのです。
重ね言葉、重ね字、重ね・・・など、日本語に重ねる熟語や語句の多いこと。そして、お正月は別としても、良いことも悪いことも、重ねると1足す1以上の意味を持ってくるような気がいたしませんか?

今月は、昨年度12月例会に続き、安芸クラブとひろしまクラブとの合同例会です。2クラブ重ねて、何か新しいものが発見できれば素敵ですね。
       

     
プログラム
 プログラムリーダー
 -Y.U-(安芸クラブ)
プログラムT 『雅楽』
「やまと」主宰:木本 いず美様、篳篥:三浦 元則様、笙:村上 律様
 ジャズシンガーの木本様が、雅楽と西洋音楽との融合を考え「やまと」を結成
「スカボロー・フェア」アイルランドの民謡

Are you going to Scarborough Fair?
Parsley, sage, rosemary and thyme,
Remember me to one who lives there,
For she once was a true love of mine.  
イマージン

想像してみよう、天国なんて無いと
やってみればたやすいこと
僕らの足下には地獄なんてなく
僕らの頭の上にはただ青い空が広がっているだけ
想像してみよう、みんなで
僕らは今日という日のために生きていることを 
 越天楽

春の弥生の あけぼのに
四方の山辺を 見わたせば
花ざかりかも 白雲の
かからぬ峯こそ なかりけれ 




プログラムU 『カタルタ』
 【カタルタ】とは「カタル」と「カルタ」を組み合わせた造語で、製品名です。54枚の
トランプカードに、接続詞などリンクワードが一語ずつ書かれています。
 
【カタルタ】の使い方は様々ですが、今日は最も一般的な使い方をして楽しみましょう。

1.テーブルごとのグループで行います。
2.全ての【カタルタ】を伏せてテーブルの中央に置き、最初の人(テーブルリーダー)が最初の文章を言ってスタートします。
3.次の人がカードを一枚めくり、書いてあるリンクワードを使って次の文章を作ります。
 その時、めくったカードをテーブルの皆さんに見せて下さい。
4.その要領で順番に文章を繋げていきますが、次に作られる文章は前の文章と無理なく繋がっていなければなりません。
5.各自の好きなように文章を繋ぎ、話しを展開していきます。前の方の話しの内容に 合っていれば、話題を変えても構いません。
6.全てのカードを使い終えた時、または話しが行き詰ったところで終了です。
 「今年は暖かい冬ですね」・・・・・・リーダー
時 々:  家の中にいると半袖でいいかなと思ってしまう日もあります。 
そう言えば: もう県民の森ではフキノトウが出ているそうです。 
突 然: 寒くなる日もあります気を付けてください.。
実 は: タイヤを冬用に代えているので春になる前に一度雪が降って欲しい 
ふっと:  気が付くとリフォームして床暖房にしたのに、まだ2回ぐらいしか入れていません。 
で も:  そのうち気候は変化しますので待っていると寒くなります。  
ところが:  暖かくても冬は冬ですから寒さ対策もしておきましょう。
もちろん:  石垣島とか24,5℃です。毎日半袖だそうです。胡瓜とか露地でできます。
このように日本列島が縦に長い国であると実感させられるのが冬です。 
このように順次書いてある単語を使って、短い文章を作ってゆきます。 

 


 クロージングソート
 -M.O.-
毎年冬のこの季節になると、何かしらいろいろな感覚が研ぎ澄まされるような気がします。昔から人間の感覚は「五感」と称され、広辞苑には「視・聴・嗅・味・触の5つの感覚。感覚の総称」と記されています。

何億光年も離れた星からのメッセージを、我々は視覚で捉えることができます。山のかなたの雷鳴を聴覚で捉えることができます。
雑煮椀の蓋をとった時に漂う味噌や柚の香りは、味わう前に楽しめます。

この季節になると思い出す、遠く深い記憶があります。里帰りした母に連れられて、年を越した郊外の作り酒屋の離れ。開けやらぬ漆黒の闇の中、酒蔵から流れてくる蔵人たちの仕込み歌。

そして、いまだ出たくない布団の中で感じる母の温もり。聴覚と触覚は、自らのルーツを思い起こさせる感覚であるとも言えます。          
  ―難波光義 「五感と認知」より―



 ひろしま・安芸クラブ合同役員  出席者記念撮影  例会風景1
 
 例会風景2  雅楽演奏  例会風景3


   


  

 
次回326回例会 2016年2月18日(木)11:00〜15:15 ANAクラウンホテル22F




2016.01. 例会