第33期(2015〜2016)
  
  
今期テーマ:「Re-Challenge」
〜しなやかに〜
3月例会テーマ:「日本の文化に親しむ」

 
 インスピレーション
人の世の喜びも 悲しみも 深いところで知り
捉える力が備わった大人が初めて出会う川柳は、
どんな心を詠むときも「やさしい 言葉で 深く
    
−時(とき)実(ざね) 新子(しんこ)(川柳作家)ー
-A.T.-


  

    会長挨拶     
皆様ご存じのように村上会長が体調を崩されご欠席です。
今日は、会長代理を務めさせていただきます。
  
さて皆様、NHKの朝ドラ「あさが来た」をご覧になっていますか?
実在の人物がモデルなのですが昨日の放送の中での、主人公“あさ”の素適な言葉を書きとめました。それは、  
「どんなに暗い夜でも信じて行けば、必ず新しい朝が来る」という言葉です。
 
何か、辛い時、困った時、この言葉を思い出すと勇気がわいてくるような気がします。
男性社会の、あの時代に実業家として成功された鍵は、この言葉が示すように、プラス思考、行動力、人を思いやるやさしさと人と人との絆だと、感じながら毎朝楽しみに見ています。
       

     
プログラムT
    ひろしま川柳会  津村明正先生
 ○川柳のお話

1.川柳とは
 (1)川柳は、人間の喜怒哀楽を詠む人間諷詠である。
 (2)川柳は、標語でも格言でも座右銘、教訓でもない。勿論狂句でもない。

2.川柳と俳句の違い
 (1)俳句は500年、川柳は250年の歴史を持っている
 (2)俳句の特徴は文語体で、切れ字、季語を使う。
 (3)川柳の特徴は、口語体で切れ字も季語も使わない。

3.句を作る
 (1)口語体すなわち平易な言葉で、読む人によくわかる句を作ること。その為には、句の中にあれもこれも入れない事。(欲張らないで)漢字の羅列になります。
 (2)非情、残酷、破廉恥、醜悪,罵り、嘘の句、非常識な句は作らないこと。
 (3) 品の無い句も作らないこと。狂句になります。
 (4)サラリーマン川柳、シルバー川柳について


プログラムU 『テーブルワークと講評』
 津村先生に添削をして頂きました。
今後の参考になると思いますので、目を通して下さい。
◎ ひな飾り 昨日はそこに 聖夜の木  (題:春)
  
◎ 今年こそ あいたいですねと 年賀状 ⇒「ね」不要
            中8
  
 誰だっけ 別れたあとで 思い出す
  
○ さくらさん また来年と 振り返り
    
 蝋梅(ろうばい)の 甘い香りに 虫も酔い ⇒(ろうばい)は不要
   
○ 別れると 言えば夫が 家事始め⇒ 「別れると おどされ家事の お手伝い」
   
◎ 春うらら 炎灯るか 聖火台 ⇒ 2通りに詠みました。
   1.聖火台の句  2.現代川柳では 自分を擬人法を使い詠むことがある。
   「聖火台」は作者「炎」は「恋の炎」と解釈しました。
   
 さくらさん 泣く議員見て 何思う ⇒ 「何思う」を「笑うかな」に。はっきり思ったことを詠む
   
 目にしみる 空の青さよ 老の春 ⇒ 「老いの春 空の青さよ 目にしみる」
    
○ 春が来て ウィッグつけて 颯爽と ⇒「春が来て」を「春だから」 に 

 


 クロージングソート
 -O.K.-
春なのに 月にむら雲 花に嵐



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次回328回例会 2016年4月21日(木) 10:00〜16:00 東広島酒蔵通り






2016.03. 例会