第35期(2017〜2018) |
今期テーマ: 「初心に帰る」 〜勇気と判断と洞察〜 目標:考え合う友になること |
4月例会テーマ: 「美術を楽しむ」 |
インスピレーション 人生で最もすばらしい癒し、それが愛なのだ。 −パブロ− |
−Y.W.− |
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マロニエの木の下で ひろしま美術館 |
4月のランチ | プログラムリーダー |
プログラム | |||||||||
PL -M.T- | |||||||||
プログラム 「私の心を惹きつける美術品」 (スピーチ) | |||||||||
「 私の心を惹きつける美術品」それは、私の母の油絵です。元々、絵心のあった母は5人の子が独立 するころ本格的に描き始め、画家になりました。知る人ぞ知る(知らない人は知らない)画家ですが、号 いくらと値段がついていました。作品数は数え切れず100号は持て余すほど。母が亡くなる前に施設や しかるべき人に寄付をし、子供たちで分けました。私も存分な分け前の一部を自宅の至る所に掛けて いました。1年半前、私は夫を亡くし、居をマンションに移しましたが、母の絵を持ってきて、そこここ に飾っています。 母が絵を通して私を肯定し、これからを見守ってくれているように思われ心惹きつけられています。K.K |
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30年前、絵を習い始めたころは、鉛筆画から始まりました。そんな時、野田弘志の鉛筆画の作品展に出会い、感動を受けたと同時に心を惹きつけられました。野田弘志は福山市出身で現在82歳、東京芸大を卒業し、数々の賞や藍綬褒章を受章し、今は北海道にアトリエを構えて活動。 何が魅力かと言えば、自然を徹底的に見つめ、雄大な大地の持つエネルギーを描く一方で、存在の重みを表現し草一本、石ころ一個、屋根、瓦一枚一枚を表現することに徹している。中でも目を惹いたのが鳥の巣。目に見えない部分も表現して、自然が生きている、生き返っている。 巣は乾ききって生きたものはないが、そこに丸みと命を吹き込んでいる。どの作品もリアリズム作家として、「命」を形にして独創性を滲ませている。 野田弘志の鉛筆画の影響は私の中で次第に大きくなり、鉛筆と紙があれば上手や下手は関係なく、一つの新しい世界が作りだされるものだという事です。見つめるものに、一か所でも感動し魅力が感じられれば、自分の人生の一コマの記録の品物が創られると思っています。 -R.Y- |
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まさに春爛漫のこの季節、キリスト教最大のお祭りであるイースターに因み、日本でも街で卵のオーナメントを見かけるようになりました。 卵は生命の誕生、子孫繁栄の証です。美しい卵と言えば、シンガポールの国立美術館でボランティアガイドをしていた時の一大イベント「ファベルジェのインペリアル・イースターエッグ展」を思い出します。 19世紀後半、ロシア皇帝アレクサンドル3世と息子ニコライ2世が、母上やお妃へイースターのプレゼントとして王室ご用達の宝石商ファベルジェに毎年、特注で作らせ、王朝崩壊までに50数個が創られたという歴史上屈指の美術工芸品である。その特徴は、独創的なデザイント金や宝石をふんだんに使った精緻を極めた細工と、必ず何かサプライズが仕込んであるということ。現在、所在は世界に分散しているが所有者は変わっても大切に受け継がれ世界中の人々を魅了し続けてほしいと願うばかりです。-C.M- |
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好きな美術品について考えてみたところ、次の物が浮かんできました。1つ目は、枯山水の石庭で有名な龍安寺の茶室に通じる路地に置かれた「吾唯足知」と刻まれた手水鉢。2つ目は、千利休や茶道ともゆかりの深い寺である、大徳寺の境内にある精進料理店で出会った大掛かりな、入れ子の器です。 最後は、色とりどりのかわいらしい雲の絵が浮かんでいた抹茶わん。 偶然か必然か、今回、頭に浮かんだ好きな美術品は、お茶という共通点がありました。さらに、その物の中に強いメッセージが込められていて、それが自由な遊び心で表現されているものであるように思います。そういう物に私は強く共感する傾向があるのだと、改めて自分自身を知る機会となりました。-K.M- |
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例会風景 | ビジネス・役員 | レストラン(昼食) |
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「私の心を惹きつける美術品」のスピーカー |
次回359回例会 2018年5月17日(木) 13:15〜15:30 広島アンデルセンデンマークルーム |